新空港線アンケート
大田区民・利用者の回答は

東急線、京急線。JR線の駅で、説明ビラと返信用封筒付きアンケート用紙を配布。この活動は新型コロナ感染が急拡大したため、対面方式から返信封筒を送り返してもらう方法に切り替えました。 区民・鉄道利用者から返信封筒による回答が多数寄せられ、配布した数に対する返信率が1割を超え、反響の大きさと関心の高さに、改めてこの問題の重大性が示されました。

◇寄せられたコメント
・思いがけず、よいアンケートに出会いました。アリガトウございます。
・このような市民運動を起こしてくださる方がいることに感謝します。
・区報で読みました。池上線は地上のままですね。多摩川線が通過駅になることは知りませんでした。区報ではその部分は書かれてなかったので、知らせていただいてよかったです。

計画の必要性についての回答

「必要と思う」8%、「必要ないと思う」86%、「どちらとも言えない」6%でした。説明ビラを同時に配布しましたので、「必要ない」が圧倒的多数となりました。大田区報「大田のまちをさらに魅力的に」(7月30日付)と考える会のビラを見比べて回答した人も多くいました。

負担問題、競合問題、乗換問題

「負担はよくない」「進めない方がよい」「不便だと思う」がいずれも90%前後になり、「計画は必要ない」の回答を上まわりました。身近な問題で明確な回答になりました。 JR空港アクセス線との競合問題や蒲田・京急蒲田の乗換問題をアンケートで初めて知った方が目立ちました。

区政に期待すること

福祉拡充60%、医療充実47%、コロナ対策32%、災害対策30%が上位となり、子育て支援、教育充実、中小企業支援20%を超えています。
計画と連動する「JR駅・羽田周辺開発」に期待する人は3%とわずかでした。
30~40才代で教育充実、子育て支援が上位を占め、雇用対策への期待も高いのは注目点です。 区民が持つ区政への期待と区長の行政運営との間に大きな隔たりが生まれています。地方自治体の役割とは何かを、新空港線問題との関わりで考える良い機会となっています。