利便性なし 空港直通は無理 財政責任に危惧

大田区長選挙で区民の判断 明確に

「見直し・ストップ」が6割得票

 4月の大田区長・区議選挙。新空港線計画の問題が大きな争点のひとつになりました。
 新区長は前区長を引き継いだ鈴木晶雅氏になりましたが、対抗した2候補は計画の「見直し・ストップ」を掲げ、合わせて6割を得票。区民の疑問、懸念の判断が多数となりました。
 新区長は記者会見で「区民に丁寧に説明し」と語りました。私たち「新空港線計画を考える会」は新区長に、利便性の問題や羽田直通の実現性、財政責任の危惧などについて、区民にわかりやすい説明を求めます。

区民無視、独断専行に批判が

 前区長は新空港線計画を強引にすすめて来ました。「都・区合意」や三セク会社設立(注)を区議会に事前連絡もなく、区民に説明なしに突然記者会見で発表しました。その姿勢に批判が集まっていました。
 そのような中、区民から提出された「大田区に分かりやすい説明を求める陳情」を、計画推進が多数の区議会は「不採択」でなく「継続審査」としました。区民の批判の声を無視できなかったのです。
 新議会にも誠実な対応が求められます。

新区長は区民に丁寧な説明を!